赤谷の頭を見直した!



2006・4・1・in戸倉峠
山の雪解けてしまいそう。もうそろそろ近場は最後かな ? 「山であそぼ」さんの最近の山記録を参向にして、 R29戸倉方面から鳥取へ出かけました。 鳥取若桜町の岩屋堂から、兵庫千種町のまで昨年ドライブしたので場所に予想ついた。 きっと道路も雪解けて行けるだろうなーと、まずは若杉原生林、沖の山に合いに行く。 戸倉峠はまだまだたっぷりの雪。岩屋堂過ぎると雪の量が増えてきて、 牛舎の少し先からは除雪が止まっている。昨日季節外れの寒波で新たに 30〜40cmの雪が積っている。行ける所まで行ってみようか!とランクル走らせたが、 40cm過ぎるとステップがつかえ、さすがに動きが鈍く心配になって来て ここで進むの諦めることに。



今日は4月1日です。この雪、冗談では無いよねー!。春とは思えませんねー。 車降りると膝までつぼ足。Uターンするのにスコップで道路確認していると、 「ここまで車で来たのですねー」と、突然人が現れた。 「あれ?何所から現れたの?」私達の声聞こえて、林道脇の川からイワナ釣していた40代男性が、 バケツ持って来た。3匹のイワナの内30cm以上サイズの大きなイワナを釣り、 「今ここの下で釣った」と嬉しそうに見せてくれた。。 立派で美味しそうでした。若杉原生林はここから遠いと聞き、 次の楽しみに残して、久しぶりに赤谷の頭に変更し戸倉峠まで引き返す。 兵庫県側新戸倉トンネル口の路肩に駐車。先に2台の車が止めてあった。 2人のスキーの登山者が旧道を登っていった。雪もたっぷりある。 私達も早く仕度しスノーシュー履き、若桜で時間ロスしたので10時50分遅めの出発。 歩き始めるとすぐ正面に除雪車2台が向ってきた。 「おっと、これは危ない!」雪の山で待っていると、 エンジン止めて「今からどこまで行くの?」と聞かれ「赤谷の頭ですが・・」と答えると、 「ほぉ〜」と少しあきれた顔して、 「峠付近まで除雪したからね、気を付けてなー」と会話し再び除雪して行った。 こんな道路何のため除雪しているのだろう?私達にとってはスノーシューの爪が 地面に触れるので除雪は有り難く無く迷惑でした。  進むにつれ除雪された雪の厚みが増し歩きやすくなった。 旧トンネルは半分雪でふさがっている。トンネル横から林道を進み、 旧戸倉峠手前で除雪が終わっている。この付近から左手急斜面をよじ登る感じ。



ここが一番の難箇所。3〜4年程前の秋に来た時は、何度も滑りながら木をつかみ登ったのを思い出す。 よほど物好きでないとアタックする山で無いと思っていましたが、 又アタックするとは私達も変人の内?と思いつつアタック開始。 今日は雪なのでジグザグに自由にコースが取れて良かったがきつい激斜面です。登りきると 笹や小枝が邪魔な位で目印も少なく迷いながら通った不明瞭な薮道も、テープも増え、 雪山は見通し良く気持ちよく歩けてこの違いに感激。 早くにT字尾根の大きなカツラの木に出会えた。



後は西に赤谷の頭めがけて進むのみ。 大きな素晴らしいブナの木が増え絶景。背丈以上の笹が有るはずだが雪の下。 前回来た時は(3年前位)2m以上の笹が道を遮り何所までも笹だらけ。 ナタで伐採しながら歩いたのを思い出す。だから薮山のイメージだった。



綺麗な新雪の中、鹿の足跡案内で辿ると不思議とピンクのテープがある。 鹿の足跡も深くつぼ足。鹿用のスノーシュー有ったら鹿も楽だろうなー。 結局山頂まで案内してくれた。鹿くんは山のエキスパートです。鹿くん有難う! 1時、赤谷の頭山頂到着、1216.4m。



素晴らしい展望!氷ノ山〜扇ノ仙〜三室山、 360度パノラマ! 前回は赤谷の頭が分らなく前峰が山頂だと間違えて引き返してたのに気づく。 こんなに綺麗な山だったなんて! 雪山の特権です。結構登っている情報があったのですが「赤谷の頭なんて・・・」 と思っていたが、これで納得。見直しました。1時45分下山開始。帰りは尻シェードで降りようと思ったが、



アイスバーンの上に新雪が積もった状態で、 お尻で表層雪崩のごとく雪の固まりになって急斜面なのに途中で止まってしまった。 今日の雪は尻シェードは無理でした。



(スノーシューでバックするとこのようになります。ご注意を!)
急斜面を滑りころがる様に降り、林道をのんびり歩く。 旧トンネルから下除雪作業中で道路半分舗装道路状態になっていた。 残り半分の雪の山の上を歩き、3時20分駐車場到着。 重い新雪で結構足に疲れが来ている。温泉で足マッサージしなくては! R29沿いの戸倉峠の湧き水汲んで帰路へ。

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