雨乞岳は魅力的



近畿100名山、雨乞岳1238m(97座目)
2006・5・31
鈴鹿の山で行って見たかった山の1つの雨乞岳でした。時間が結構ロングなので、 鈴鹿滞在して行こうと思っていました。昨日、釈迦ヶ岳クリアし道の駅車泊。 朝食済ませ、鈴鹿スカイライン武平峠トンネル西側移動。御在所、鎌ヶ岳、雨乞岳と ここからスタート出きるので駐車スペース何ヶ所かある。 早めだったので登山口横に駐車出来た。支度中、先に1人の男性が挨拶して登っていった。



ヒル対策して7時30分出発。植林から西に向けて登るうちに自然林に変り、 小さな沢を何度も渡りながらアップダウン繰り返します。笹混じりの道で、 所々道が崩れて湿った道を注意しながら進む。後ろから来た男性を先に譲ると 「僕も結構きついがお先に!」と、どんどん行ってしまった。私達はマイペースで進みます。 段々山が変化し、登りも緩やかになり、とてもきれいなブナの木混じりの自然林になる。 沢が並んで緩やかに流れ、癒される風景です。



真っ白のギンリュウソウが沢山目に付いた。 昨日の釈迦と違ってやさしい景色。いいなー!いいなー!と言いながら歩く。 カエルの合唱とカッコーやホトトギスの音楽隊でお出迎え。



新緑のシャワーを浴びながら、沢を数回横切り下っていくと、 8時40分クラ谷とコクイ谷合流に着く。左にクラ谷コースで進む。 谷沿いに石垣が残った炭焼き後がある。谷から離れ尾根を登っていくにつれ笹が増えてきて、 笹こぎから道がえぐれた笹トンネルに変り、お年寄り状態で腰まげたまま長く長く続く。 時々笹の途切れ目で腰を伸ばし腰をトントンたたきます。ダブルストック有ったたので助かったが、 何もなかったら腰痛いと思います。笹が濡れていない天気がいい日に来ないと大変です。 トンネル続くこと20分。



段々低い笹に変る。世界が一気に変ります。この変化は何だろう!まるで天国と地獄の様に、 素晴らしい景色が飛び込んで来ました。足元にはリンドウの花が咲き乱れてまるで天国。



道が開け感激しながら進むと広いドーム状の東雨乞岳。360度パノラマ。



正面に雨乞岳が見えます。 ここからの景色が美しい。笹道を再び登り山頂に近づくとなぜかカエルの声が聞こえる。 「こんな山頂になぜ?」10時15分雨乞岳山頂到着1238m。



山頂には狭いが先に行った2人の男性が休憩中。滋賀県から来た40代男性が「岡山からですか?」 「いいえ、尼崎です」などなど会話 「さっき滋賀県側から登った2人がヒルに襲われた!と言ってたが、僕、ヒル知らないのですが・・} と言った。思わず私達も身の回り検査したが大丈夫でした。そこで何度も襲われた経験者の私達が、 ヒルの事詳しく教えてあげました。気持悪がって「注意して行きます」と、下山して行った。 きっといつかヒルと出会う事が出来るでしょう。 ゆっくり休憩したのが昼食には早いので、コクイ谷コースに向かい下山開始。 笹道をわずかに下るとすぐ裏側に池があった。「あー!ここにカエルが居るのだなー」



笹はすぐに消え見晴らしいい尾根から自然林に変り、 急斜面を大きくジグザグに一気に下ると途中「うぁ〜!ボキッ!」と大きな音。前を歩いていたmiyoが 振り返ると、こうちゃんが足を滑らせ全体重(?kg)がかかり、 硬いストックの先の部分が折れました。(足でなくて良かった!!冷汗) でもストックのお陰で体は無事でした。かなりの急斜面です。 滑ったら体重の重みでどこまでも転がり続ける事でしょう! 山頂から30分で一本杉の「杉峠」



ここで昼食。折れたストックを呆然と見ているこうちゃん。11時30分再出発。 ここから先は新緑がきれいな自然林。沢に近づき下ると石垣が残る鉱山跡。 昔沢山の集落があった様で、石垣の敷地が広く続く。いつ頃まで生活してたのかなー? 再び斜面をどんどん下って行くと愛知川本流の広い川に出る。 水量多いのでわずかに見えている石を飛ぶように渡りますが、またまたハプニングです! 最後の石で「うぁ〜!ドブ〜ン!バシャバシャ!」こうちゃん熊の川遊び!?(ここはシャケ居ないよ) 靴に防水がきいてて良かったわ!と。笑わせてくれます。いつも話題提供のこうちゃんです。



雑木林を抜け滝の横から巻くように登り、コクイ谷出合に出てた。 感じいい沢をジグザグ渡りながら進むと、 1時30分クラ谷合流地点に出た。この先は元の道で下山。2時20分登山口到着。 雨乞岳は変化に飛んだ色々な姿を見せてくれて素晴らしい。秋の紅葉時期もきっときれいだろうなー。 なかなか人気の山らしい。平日なのに若い登山者が多かった。それも単独の男性ばかり。 女性はmiyoだけで一人も出会って無い。偶然なのか不思議。 今日もヒルに襲われなくてホッとした。今日のコースもヒル居ないのかな? 鈴鹿で残すは後2座のみ。仕事の為帰らなくてはいけないが、 後1日あればクリア出来るけど・・・ もうすぐ梅雨に入るしなー・・・又ここまで来るのもなー・・・心残りです。 こうなれば調整手段。電話で段取りの変更が問題なくうまいこと出来た。 これが自営業の特権です。(風来坊の病気出てしまい、わがままですみません!) そうなると養老山になるべく近い藤原町に移動。明日2座アタック予定で温泉で疲れを癒し、 ステーション藤原で車泊。明日の為に早めに就寝。
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