宍粟の山、阿舎利山



<宍粟50の山、阿舎利山(あじゃりやま)1087m、 二つ橋コースの災害は大きい!>

2009・10・11
先週、高野峠から一山登山して、阿舎利山まで行こうとしたが、 二つ橋コースまで下りてしまい、迷って時間切れで引き返したのでした。
今回改めて、以前下見した阿舎利集落から阿舎利山アタックです。
山崎インター〜R29〜安積橋を右に県6〜R429〜に入ったらすぐに右、 「阿舎利の水」を目指し進み、湧き水を越えて阿舎利集落まで進む。
最後の民家付近に道が2又に分かれていて、ここの橋が「二つ橋」でした。



右に阿舎利山登山口と有るので車で入ったら、工事中で、 工事の人が言うには、「この前ここから登った人が、 この先ダメや!と言って戻って帰ったで!」と教えてくれた。
それを聞いて引き返し、二つ橋から川に沿って車を進め峠コースに変更。 最後の民家過ぎた左場所に「一山登山口」が有った。
「あ〜!一山からここに出たのかー!」と先週の迷ったコースが分かった。
結局、一山から阿舎利山はここまで来たら間違いでした(冷汗)
林道を少し進むと舗装がらダートになり荒れて来た。 木が土手から倒れて道をふさいでいたので、ノコで伐採して片付けて進んだ。
やがて道路がガレ場になってさすがのランクルでも進むの無理状態になった。
歩いて下見すると、道路が地震でも来たかの様に無残な姿になっていた。
兵庫県作用町を襲った台風9号の大被害です。仕方なくここに車駐車した。
仕度して、9時30分出発。阿舎利集落から林道を歩く。




林道は高さ2m以上の崩落の溝。更に進むと、道路がガレ場と濁流の川となって、 まるで谷の様に道路を水が勢い良く流れて、この先もえぐれた場所が数ヶ所あった。
この状態では、車が通行出来るまでには、多分1〜2年?いや、もっと無理の様に思います。
林道の視界が開けた位から道の被害が余り無い。左に一山が良く見える。
峠の少し手前に広い空地があり、ここからが一山の林道終点の道です。 ここからが2座アタック出来ます。
10時10分峠です。林道歩き40分かかった。 右土手から阿舎利山表示有り尾根に乗る。



植林の尾根が延びていて結構急登りで一気に標高稼ぐ。
山が開け林道が延びた緩やかな場所に着く。更に右方向に林道に並び尾根を進む。
テープが沢山有って迷いは無い。植林と自然林が混じったコースです。
山のすき間から音水湖方向が見える。
11時、揖保川源流に出た。水が少しづつ湧き出ていて小さい川になっている。



瀬戸内海まで63キロとある。こんな所に立派な標識建てたものだなー!と宍粟市に感心。
更に元のコース進み、11時15分阿舎利山1087m到着。



誰も居ない山頂です。一部伐採されていて音水湖が少し見える。
この山はブナが少ないな!と思っていたら、山頂に大きなブナの木があった。
紅葉がまだ早かったのが残念!
早めの昼食。薄着なので少し寒い。こうちゃん自慢のビールの空缶手造りアルコールコンロで、 お湯沸かしてお茶を飲んで温まった。



山頂に二つ橋コースの表示有り、11時45分二つ橋に向って見ることにし、下山開始。
山頂から続き尾根を歩くが、途中右に植林の激下りとなった。
どんどんジグザグに急斜面を下って行く内にコースが不明瞭になって来た。 テープを見落さない様、探しながら進まなければならないが、 古いテープのコースに惑わされるので注意です。
やがて倒木が無数に有って、まとまって山の様になっている。 この周辺は山全体が大変な被害状況でした。
どこ進んだらいいか?と安全な場所見つけながら慎重に進んだ。
工事の人が言っていた、登山者が引き返した意味が分った。 逆に登りだと急斜面の崩れている場所が多くて、目印もまばら、 先のルートが分り難く、迷って危険だと思います!
下りの場合、急斜面から下が見える場所で良く方向確認しながら進んだ。
ルート探索途中、面白い名物?道標に出会った。



さかさまでぇ〜す!元に戻すと矢印がルート逆になるのであります!
間違いとは言え、関西ならばの笑えるギャグかも!?これもありですよねー!
足元に注意しながら数回川を渡り、朝尋ねた工事現場の終点に着いた。
大きく崩壊した山斜面の修復工事していた。作業道を下り二つ橋交差点に出た。
1時10分駐車場所到着。これで一周しました。歩数15700でした。
連休ですが誰も会わない登山でした。やはり災害の影響だと思います。
今回の登山は、自然の力の凄さ、災害の怖さを知らされました。
この様な爪跡は各地で沢山有るだろうし、今からも再び襲って来るかも知れないと考えると、 自然が私達に何かを訴えている様な、挑戦状をたたき付けられているよう思えた一日でした。

<追伸>一山と阿舎利山は、高野峠コースから一山に着き、笹原下りて、一山林道終点から 阿舎利峠まで林道歩き、阿舎利山にアタックした方が私はお勧めしたいですね!

前回の登山の一山はこちら一山

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