出会って素晴らしい!



鳥取県八東町での出会いのエピソード
2008・3・16
本当は、氷ノ山と並ぶ鳥取県の「扇ノ仙」登りたくて出かけた。国道から「ふるさとの森」 目指して走ったが、村過ぎて約2キロ位で除雪がしてなくて、道路に沢山の積雪で通行止め。 ランクルでも無理やなー!と車止めた。ここから歩くしかない。まだ随分距離が有るが、 とりあえず仕度していたら、後から4駆ジムニーで50代の男性が来て「この先進んで行きたいから」 と言った 大き目のタイヤ履いてたが4駆にし、手早くタイヤチェーン付けて雪を乗り越えて行ったが、 左右に大きく車体揺らしながら、 進んではバックして勢い付けて又進んで・・・の繰り返ししながら、 約50m位走った所で諦め、バックして引き返して来て「やっぱ、ダメだったわー!」 と言ってすばやくチェーン外し帰った。 あの人何の様だったのかな?釣?登山?ただの走り屋さん? 瞬間芸の様に作業が凄く早く、私達はただただ見とれていただけ! あっと言う間の出来事でした。
9時45分、スノーシューで出発。 少し進むと、あまご解禁で渓流釣りの親子と出合った。 「わしらは腰まで雪にうもって川に下りるんやー!スノーシューはいいなー!」と会話。 さらに林道歩く事約5キロでふるさとの森。



ここまで2時間。ここからさらに林道歩き。 道が雪崩で急斜面になっていて、滑落したら一気に谷に転げ落ちる。



雪が緩くて足元不安定。緊張して横切ることこ繰り返し数回。 やっと林道の合流まで来たが、どの尾根登ったらいいか、豪雪で目印も道標も分らない。 春に登った記憶辿るが雪山は全く姿変えている。 うろうろしてると、まだ新しい熊の足跡が沢山発見。



「熊が冬眠から目覚めて活動しているよ!どーしよー怖いなー!」
地形図良く見て多分この尾根?と思っても確信が無く、鈴は付けているが、 近くに熊も居るし冒険は危険だし、 諦めて引き返す。途中、雪の下の道路が、雪融けで川のごとく流れて大きな穴が開いて歩き難い。 3時頃車に戻り帰る準備していたら「魚釣れたかー?」 と軽トラックのおじさんが来た。「いいえ、扇ノ仙登りだったんですが・・」 と戻ってきた話すると、 「それは、それは疲れたやろー!これ食べろ!」となぜか菓子パンくれた。miyoに親切。 「雪の時は迷って危険なので、春の山菜採り又おいで、わしが案内したる!」と話好きな親切なおじさん。 おじさん過去にキノコ採りで熊と遭遇して、耳と手の指3本咬まれたそうです。 ヤスを持っていて熊を突いて退治したとか・・平然と話す。「凄い話じゃないですかー!」 ゆびに大きく傷跡あって、熊の怖さを知らされた。 しばらく話して分かれ、車走らせたが、後からおじさんの車が数回パッシングしている。 路肩に車止めたら、 突然「この袋に一杯雪詰めろ!」「なぜですか?」「昨日水揚げされたホタルイカ持って帰れ!」 わしの家すぐそこだからついて来るように言われ、国道のすぐ側の家まで行った。 生のホタルイカだから雪に詰めろと言う事でした。思いがけない幸運。 でも奥さん帰って来たら「あれ?たしかホタルイカが」・・・て事になってて・・・・ いいのかなー?と、頭よぎったが、せっかくのおじさんの行為遠慮なく有難く頂いた。 又着たら遊びにこいや!と電話番号まで教えてくれた。私達の身柄名乗らなかったのに! 水知らない私達にここまで親切に、とてもドラマの様なストーリー展開。 これってまるで「家族に乾杯」の世界?!出会いって素晴らしい!!
菓子パンも美味しかったし、 八東町の朝倉のおじさん、どうも有難うございます!お元気で居てください!
でも次の再会まで覚えてくれているのかなー?? 今回の歩数は26500歩、約15キロ位でした。

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