五大尊岳



関西100名山、五大尊岳825m(世界遺産大峰奥駆道)
2006・10・20
昨夜、半作嶺から移動して、大峰山の地図で山の存在が分った「五大尊岳」は玉置山からのルートと 熊野本宮からのルートある。移動に近い本宮町の五大尊岳の登山口を下見に行く。 R168に沿って、広い河川敷にゆったり熊野川が流れていて、カヌーポイントが気になる。 熊野本宮大社前の川原に車が川の近くまで入っていた。



「ランクルもいって見ようか!」と 大小色々な丸石の中ゆっくり走らせ川の近くに行くと、おじさん2人が投網で鮎漁していた。 「この辺でカヌー出来ますか?」と尋ねたら、いくつかの置き網の場所説明してくれて、 その間以外だったらいいよ!と教えてもらった。ついでに近くに川湯など沢山の温泉地の中、 勧め温泉も教えてくれた。 親切に有難うございます。今回カヌー積んで来たので明日の楽しみとして、 おじさんお勧めの「わたらせ温泉」に向う。日本一露天風呂が広いとか。 わたらせ温泉、 そうなると五大尊岳は本宮町からのルートに決めた!道の駅「奥熊野古道ほんぐう」を寝床に決め、 道の駅のまん前にAコープあるので買い物便利。温泉入浴後、道の駅に戻り、 ランクルでゆっくり夕食し早めに就寝。朝5時半、まだ薄暗いがコーヒー沸かす。 ゆっくり朝食していると明るくなってきた。仕度して移動する。 道の駅出てR168がカーブし熊野川渡るとすぐ右に上切原向う。小さい橋渡り、バス停から登山口になる。 昨日下見で確認していた。 車は川の堤防道の入口が少し広いのでここに駐車した。6時50分出発。



上切原バス停に道標があった。狭い道の民家の間抜け道標に従い山に入る。 道は山の作業道なのか道幅が広い植林の中歩く。日の出がまだなので周りは朝霧の中。 雑木林が混じると自然道になる。急斜面を大きくジグザグ登る。コースが東から大きく北に向く。 沢の音が聞こえる。上ノ谷と下ノ谷の間を登っている。所々石積みされた道がある。 危ない場所は無く、昔から利用された道の様。奥駆道合流はまだかなー?と歩いていると、 たまたま近くに居たキジがビックリして、大きな音たてて逃げて驚いた。 その直後、カーブで突然前から1人の80歳前後のおばあちゃんが現れて再び驚いた。 おばあちゃんも「あ〜ビックリしたー!」と笑った。 「切原の人?」と 聞かれ「いいえ。登山です」と答えた。 近所の人でこの先の地蔵さんにお参りの帰りだそうです。 こんな朝早くに感心だなー!と思い、 腰にカゴ下げて、杖突いて、地下足袋で、格好がいいのでなんとなくカゴに一瞬目が行った。 「ん!?まつたけ??」に見えた。手袋かけて見難い。おばあちゃんは早々下山して行った。 少し進むと、大峰道奥駆道合流です。本宮大社から玉置山への道、「六道の辻」です。 なんだか一段と霧が濃くなった。



ここにとても優しい顔の「金剛多和」が祭られている。挨拶をして休憩。 「おばあちゃんここにお参りに来たのかー」と時間見ると7時55分。私達の足でここまで1時間です。 だとすると、さっきのおばあちゃん朝何時に来たの??結構ゆっくりの足だったけどなー! お参りだけの為に??不思議に思いながら先進むと、「切原住民以外は入山禁止」 と脇道に看板が数ヶ所有る。 この付近松茸山らしい。やっと分った!「切原の人?」と聞かれ不思議に思っていた。 「そうか!やはり松茸やね!おばあちゃん収穫あったんだね!」でも朝早くに感心ですね。 1人で来てたので高齢だったのでケガの無い様にと思った。 登山道は松茸山から離れて、岩混じりの尾根を辿る。



所々から見える景色はまだ雲海の中、紅葉も少しずつ色づいている。 シャクナゲが多くなり、 春の登山がお勧めですね。奥駆道らしくアップダウンが多くなる。 正面にとがった山をきつく登りきり9時、825ピークだが山頂でない。わずか少し下り尾根渡り、 9時10分、五大尊岳825m山頂到着。(自分の高度計は805m)



あれ?山頂?道中に有ると言った感じ。一部から高い「大森山」が見える。 山頂に台座とお札があるが、情報だと観音像があると聞くが居ない。観音さまはどこに行ったのだろう? 修行に行ったのかなー?!少し休憩して、9時25分別ルートで下山。先に少し下り尾根を渡る。



リンドウの花が色鮮やかに沢山咲いている。なんだか普通より花びらが大きい。 再び登り返し9時55分切畑辻。 このまま進むと大森山行けるがきついアップダウンらしい。今回見送り、左に切畑へコース進む。 良く踏まれて歩きやすい自然道。



とても気持ちがいい風景。 どんどん進むと広く伐採されたアンテナ塔に着く。 ここから階段の巡視路となっていてジグザグ下る。頭上には高圧線が山から山へと延びている。 テープと踏み後辿ると段々足元が悪くなり、谷が崩れた急斜面を横切る。とても危険なのでゆっくり進む。 道が良くなり、新しい電柱が沢山立てられた道。谷の音が近くになり、



川に出て赤い橋渡り林道終点に出た。「あれコース違うな?」と地図見ると、上ノ谷の林道みたいです。 間違えたけど近道です。上ノ谷に沿って長い林道をテクテク歩く。 「このコース知ってたらMTB置いといたら良かったなー!」 12時、上切原の橋に出て駐車場到着。偶然間違えて早く着いのはラッキー。 鉄塔の場所でコース間違えたらしい。切畑コースに出るとまだ1時間はかかっただろうなー。 この後熊野川に移動。川のすぐ近くで昼食。



なんと絵になりそうなきれいな風景。 山で癒され、川で癒され贅沢ですね!食事も早々終え、待ちきれなくカヌーを降ろすこうちゃん。 「なー!清流でカヌーが喜んでいるやろー!」と言っている本人が一番喜んでいるのです!



次は2人で出廷、miyoがカメラマン。 川底が近くに見えて、浅いのかな?鮎泳いでいないかな?と思うほどとても澄みきっている。



余り下ると帰り大変なのでほどほどに引き返す。 川の流れが緩やかなので問題なく帰れた。 満足した所で帰る仕度し、十津川〜西吉野向かい、 いつもの地元の柿山の店で冨有柿買おうと寄ったが定休日。諦めて帰路。

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