大峰山脈の行者還岳



関西100名山、行者還岳(ぎょうじゃかえりたけ)1546m
2006.8.25
今年の夏は猛暑続きで、こんなに暑いとなかなか登山意欲が出ないですねー。 でも梅雨から山に行ってなくて、体が怠けている。 世界遺産になっている大峰山は大普賢岳や八経岳など、 周りの山はほとんど登っているが行者還岳がまだ残っていた。 行くなら少しでも標高があるほうが涼しいかな?と思い出かけた。 自宅朝5時出てR169〜R309行者還トンネル東口7時40分到着。早く着いたなー。 以前より駐車スペースが増えていた。早くも5台の車が止めてある。仕度して8時出発。



木の階段の登山口入り八経岳と同じコースを辿る。川に掛かった橋渡り自然道になる。 ブナやシャクナゲの木の根っこが張りめぐっている急登りが続く。以前より土が流れて ひどく根っこがむき 出しになっている。



段差も大きくなって、 どうしても根っこを踏み台にしないと登れないが、なんだか木がかわいそうに思えた。 大きなブナの木を抱きしめて「ごめんね。頑張ってね!」と語った。急登り続くこと1時間位。 すでに汗だく。8時55分「出合」到着。



休憩ポイント。石柱の道標が新しくあった。 ここで分岐あり右に弥山、八経岳。左に行者還岳、大普賢岳。10分休憩して左コースを進む。



トリカブトの花がたくさん咲いている。 涼しい風がなんとなく秋を感じます。左に雄大な弥山、 右に大きく尖った大普賢岳の景色にはさまれて、美しい風景の中、気持ちいい尾根歩き。



この感動があるから登山が止められませんね!贅沢な時間です。 緩やかにアップダウン繰り返し、10時25分、東行者還宿。



まだ新しい木のいい香りの立派なログハウス。トイレ、流し、寝袋、毛布など設置してあった。 後に行者還岳が張り付いている様に見える。昔はここからいきなり登っていたのか、 「余りの厳しさに行者さんが引き返えした」と言う山だそうです。 見上げるとほとんど直角に見える。 現在は山を巻くようにルートが変更してあった。「あー良かったなー」とmiyo。 5分進むと水飲み場があった。



美味しい水です。ここから木の階段の急登りが続く。 大きく鈴を鳴らして1人の男性と出合い挨拶を交わす。 2〜3年前、行者還岳付近で登山者が熊に襲われたニュースを思い出した。(こわっ!) 私達も鈴が鳴ってるか確認した。山登りきると尾根に着き、 大普賢岳への分岐を左にコース取り、再び登り返し、 10時50分行者還岳山頂到着、1546m。



山頂は小さな広場は有るが視界が無い。



少し左先に飛び出した展望岩が有る。丁度東行者還宿の真上。岩の下は足がすくむほどの絶壁。 正面に八経岳や釈迦ヶ岳が一望出来た。 少し休憩して下山。東行者還宿の外で11時30分昼食タイム。木陰で丁度いい気温。 食後の夏みかんゼリーが美味しい。ゆっくり休憩して、12時15分下山開始。 途中天川ルート見送り、少し先に行者還トンネル東口近道発見。



ここで見た不思議な大木。倒れてしまった木の途中の新芽が伸びて大木になっている。 凄い自然の生命力に驚いた。 初めてのルートだが、真直ぐトンネル方向に下りている様子です。 テープもたくさんあった。急下りして登山口の階段横に出ました。 「やったー!近道だったね」1時45分駐車場到着。横に流れる川が気持ちよさそう! 「このまま川入ろうか!」と、こうちゃんが行こうとしたら川の横の岩の上で、 オートバイの若い男性が爆睡している。起してはいけないと水遊びは中止です。(残念そ〜) 行者還岳は2人しか出会わなかったので、皆、八経岳登ったのでしょうね。 帰りに吉野山の大滝ルート確認し帰宅へ。

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