春雪の藤無山



<若杉高原大屋スキー場コースから藤無山1139m>
2010・3・12
2月は寒暖の差が激しく、異常な暖かい日があり、山の雪が一気に解けて行ってます。
この冬はスノーシュー歩きしてないなー!と、少しあきらめていたら、2日前今度は異常な寒波で大雪。
私の家から見える六甲山も雪化粧です。再び1000m級の山々は大量の積雪の様子! 近場ではこれが最後のチャンスや!
今日は珍しく天気がいい。仕事調整して向かった。(自営業の特権です)
氷ノ山か赤谷の頭か・・・と考えながら山崎インターからR29を走り、 県48に入り向かったのは藤無山でした。(優柔不断〜笑うね!)
藤無山は10年以上随分ご無沙汰です。大屋スキー場に着くと十分の積雪ですが、スキーシーズン終了で、 新雪に何の跡も付いてないきれいなゲレンデ。




道路周辺は50cm位の積雪。雪を除雪している人以外は誰も居ない。天気いいが風がきつい!春一番の様子です。
スノーシューと特製ストック支度して、11時20分おそめのスタートです。
リフト横の斜面コースを辿る。ゲレンデなので結構急斜面。歩き出してすぐに暑くなり上着を脱いだ。
ゲレンデの中腹になると雪が深くなって、積もったばかりの雪はスノーシューであっても20cm位は沈む。 でも軽々と登って行くmiyoですが、
1足1足沈み、なかなか進まない耕ちゃん!
春の新雪は締まりが無く、水分が多くて随分重い雪だが、耕ちゃんの体重差が大きくでた!
リフト最上部まで登りきったら半分体力消耗気味!おまけに時々強風!ここまで30分位かかった。




昔は無かった林道が出来ていて、この先しばらく林道歩き。鹿の足跡が沢山あるが、さすが鹿でもつぼ足。 私達もつぼ足の中、どら焼き食べてスタミナ補充。
大きく開けた林道分岐から植林急登りですが、杉の木に積もった雪が強風で、大きな雪団子状に容赦なく落ちてくる。
「風強いし、この先どうする?」と思わず弱音。すでにつぼ足で、足に少し疲れがよぎった。 が、ここで断念したらあかんやろ〜!と、
再び上着にフードかぶり、雪団子ボタボタ攻撃突入!




植林の激登りが続き、雪で滑って、1歩進んで2歩下がる状態を斜めジグザグに進んだ。
お昼過ぎているが、おやつ食べたし、風強くて昼食先に延ばした。
尾根に着くと大きくアップダウンを3回位繰り返す。雪の重みか、倒木で道が塞がっている場所数箇所あった。
標高稼ぐことに見晴らし良くなって行く。白く輝く氷ノ山や鉢伏山、南に三久安山が見えるが、 かなりの積雪に、埋まりながら進んで行かなくてはいけない為、
今日の私達はゆっくり景色見る余裕が無い。
やっと正面に藤無山が現れましたが、「もうすぐやな!」と普通は思いますが、 「え〜先まだあるで〜!」と言った感じ!
山頂まだかな〜!と何度も繰り返したのは久し振り!
こんなに疲れる雪歩きは初めてです。体がなまっていたのか、かなり足腰にきつい!一度下り再び登り返す。 1m位の積雪ですが、枯れた笹が中途半端に出ていて歩きにくいが、それでも負けず踏み倒し進んだ。
2時10分、やっと藤無山山頂到着、1139m。



「寒いよ〜!この風なんとかして〜!」と2人悲鳴。
山頂から少し戻って倒木の陰でやっと昼食。余りの寒さに立ったままおにぎりだけ食べて早々下山。
スノーブーツなので足は寒くないが、手袋していても手がしびれる。気温とは別に風の体感気温はかなり下がります。
従って、冬に関わらず、登山は風を甘く見たら大変だ!と言う事ですね!
「指がしびれて痛い!」と言いながら下山する。標高が下がったら指に感覚が戻った。
しかし、重くて柔らかい雪を埋まりながら歩き続けた結果、足に急激な負担が掛かったのか、 下山途中、耕ちゃんは太腿に何度か痙攣し、少し休むと回復し、の繰り返しがあった。
下りは踏み跡があるので歩きやすい。やっとゲレンデに着き止まっていたリフトで休憩。
一気に尻シェードで滑って行こう!と思ったが、埋まって滑らない。




それどころか、一度こけたらなかなか立ち上がれない。 尻シェード楽しみにしてたのに残念。すり足で雪の中下って行っが、下りは一段と足に負担が来た(涙)
4時15分駐車場到着。無事に帰ったな!と充実の疲労感。でも、雪はやっぱ寒くても冬のシーズン中が一番ですね。
大屋温泉は休業。どこかで足マッサージに温泉行こう!と帰路。明日?の筋肉痛が怖いなー!

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