氷ノ山と扇の仙



近畿100名山 2004・5/21〜23

あんちゃんと山の話をしていたら、ネマガリタケが出る頃やなー。 それなら、氷ノ山やで!と、話が決まれば早い。すぐ行動。 夕方6時自宅を出る。まずは但東町の 「シルク温泉」に入浴。その後関宮町の、鉢伏高原分岐のトイレ公園、23時到着。 やっと夕食。ビールを飲んで少し酔ったところでお開き。明日に備えて就寝。



22日朝6時、川の音で目がさめる。いい天気だ。気持ちがいいね。 急いで朝食を済ませ、氷ノ山登山口向かう。 今回は自転車持ってきているので縦走コースです。まずは車で氷ノ山国際スキー場を通り、 大屋町の大段が平登山口で、自転車3台降ろして、また下山し、親水公園に車を駐車。



氷ノ山越コーストイレ横からスタート。



川を渡り、いくつもの滝が見えてきました。 新緑にはさまれて、豪快な滝が少し見えにくい。



途中、登山安全祈願地蔵さんがあります。 無事をお願いして先に進みました。その先、とうろう岩で見た看板に「左を見よ」とあります。 左を見ましたが朝モヤで、何も見えません。湧き水「弘法の水」を飲み、進むと、鉢伏高原分岐の 非難小屋到着。



神戸の中学生、登山体験キャンプで学生が大勢休憩中。朝7時から歩いてきたとの事。 とてもにぎやか。これは大変。早く通過しよう。正規ルート途中、岩登りコース発見。



詳しいおじさんに案内されて、登ることに。3点確保が必要です。何とか登りきったら 見晴らしバツグン。若桜氷ノ山スキー場が直下に見えます。



岩カガミの花がとてもきれい。正規ルート合流して、氷ノ山が近くに見えてきました。 足元は雨水が引いてなくて、たんぼ状態。



12時10分山頂到着。予想どうり人がいっぱい。場所確保が大変。何とか昼食済ませ、 下山開始。自然保護の為、きれいな木道になっています。途中から熊笹原が広がります。 なにやら奥の笹原から、バサバサ、ボキボキ。何かいる!熊かも!と大きな声で叫ぶと、奥の方から、 「熊ではないよ!」と熊みたいなおじさんの声。ネマガリタケ採りです。この先も沢山の人達が、 笹原に入っていました。ネマガリタケは熊の大好物。よくも熊と出合わないものだなー。 段が平コース非難小屋到着。



大きなブナ林下ると段が平登山口到着。



登山口には車がいっぱい。



さあー、ここからは自転車下山です。 ストックをリュックにくくり、自転車に乗り始めることに。 数人の人から「登山して、また自転車!」「若い人は、することがすごいね!」と声かけられました。 きっと、下から自転車で来たと思ったらしい。 でも心で、「それだったらすごいけど!実は・・・」 だが、「若い人は」と、言われたのは、とても嬉しい!!まだ若者??



10キロの林道下山。最初はジャリ道。 2〜3ヶ所のアップダウン繰り返し、国際スキー場から舗装道路です。 以前ここを歩いて下山したことがあります。とても長く感じたのに、あっ、と言う間に 駐車場到着。快適な自転車コースでした。この後、車を走らせ湧き水を汲みにいくことに。 再び同じ林道を走り、大屋町の「ぶなのしずく」まで来ましたが、 数日の雨でごみが混じっています。ここやめて、R29沿い戸倉トンネル下の水汲みました。 この後、明日の予定を決めて、鳥取県の「船岡美人温泉」に今回は短い時間入浴。ここは初めて。 美人の湯の看板で、すぐ決めた美代ちゃんです。やはりヌルヌルのいいお湯でした。 この後、扇の仙に向かう近くの焼肉屋で明日のスタミナを付けました。 店員のお姉さんがとてもかわいい!喜ぶあんちゃん。焼肉が一段とおいしい。 すぐ近くの「道の駅はっとう」で車内泊。

23日朝、今日も天気がいい。朝食済ませ扇の仙登山口向かう。



ふるさとの森8時30分到着。駐車場にいたおじさんと、この周りの話を聞き、 仕度を済ませ8時50分スタート。車の通行止めの看板の横を通り、 荒れた林道をみんなで、花や山菜を 見ながら50分で林道から登山口分岐に到着。



ここからは自然道。雑木林の途中に説明版がありました。 これを見てください!



この看板「自然は友達」と、書いてます。この傷!きっと、熊さんのいたずらでしょうか。 熊さん、ここまで遊びに来ているみたい。字が読めたのですね!



この先階段が連続。 登っても、登っても、階段。少し疲れる道です。



標高が1000メートルくらいになると、ネマガリタケが沢山あります。 氷ノ山では近くに無かったから、ここで採りながら登って行きました。 立派なネマガリタケが採れました。



あんちゃん、こうちゃん、ちょっとネマガリタケ変身マン。 遊びながら休憩広場到着。ここのベンチは斜めに傾いています。



自然になった訳でなく、なぜ?何の為?不思議に思いながら先に進みます。



11時30分扇の仙山頂到着。山小屋はとてもきれいな2階建て。 ここで暮らせるほど別荘風。靴を脱いで2階で昼食することに。 まずは乾杯ビール。おにぎり、鍋焼きうどんなどを食べ、



先ほど採ったネマガリタケを食べてみよう!とガスバーナーで焼いてみたり、 持参の豚汁で煮てみました。これおいしいよ!山小屋に煮込みの匂いが流れると、 隣のグループのおじさん、我慢できなくて、「どの位のサイズがいいか?」と聞き、 美代ちゃんが詳しく教えると、「わしも採ってくるわ!」と出かけました。 この後林道縦走しようと決まり、畑が平コースを下山。 素晴らしいブナ林のコースです。 わりと早く、畑が平登山口林道にたどり着き、ヤマウドを採りながら、



ふるさとの森登山口へ向かった!はずですが、



途中の分岐で、道標がなく、道間違えたようです。林道のはずが、広い大根農場にたどり着きました。 あれー。ここどこ!農場のおじさんが1人居て、道を尋ねるが、チンプンカンプンの説明。 とにかく進むと、道標がありました。道標に従って進むけど、どこに行っても大根畑。 この道標もアベコベ。 ここはどうなってるの?おじさんも、道標もなんだかとても変です!とにかく進むと、車が1台通り、 みんなで止めて道を聞きました。この方は、正常な人でした。この先3キロで分かれ道、 さらに3キロでふるさとの森です。親切に案内してもらい救われました。 立派な杉林を下り、あと3キロの道標。車道をテクテク歩き 、やっと6時50分駐車場到着。日暮れぎりぎりセーフ。 大根畑を迷ったせいで、足が大根になりました。約20キロ歩きです。 とても疲れました。湧き水でヤマウドを洗って、塩をつけて食べてみました。 良く分からない味です。とにかく疲れを癒しに温泉です。波賀町の東山温泉で足をマッサージ。 帰る元気なくて、道の駅で仮眠取る事に。そうと決まれば、近くのラーメン屋で 一杯のみ、またまた車泊。朝早く帰宅しました。

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