氷ノ山の冬の姿は美しい!



2006・3・5・in・わかさ氷ノ山スキー場
春は山菜やネマガリタケ求めて、夏は涼を求めて、秋は紅葉とMTBに乗って、 と何度も氷ノ山登山しましたが、唯一冬の雪山氷ノ山だけはまだでした。 今までは雪対策が出来てなかったけど、 今回MSRスノーシューで何度か体験し自身付いたので、 念願の白銀氷ノ山をアタックしてみる事にしました。 氷ノ山は複数のコースが有りますが、今回はまだトライしたこと無い 「わかさ氷ノ山スキー場コース」を選び向いました。R29戸倉峠越して鳥取県若桜町に入り、 スキー場に向うダム付近の道路は川の様に濁流の水が流れている。 凍結防止ですが、こんなに大量の水を道路に放流しているのは初めて見ました。 お陰で車は洗車状態で感謝です。駐車場に車止め仕度。(600円)スキースノボーのお客で賑やか。 帰りにゲレンデ滑って降りる為スキーを履いて、ザックに食料と積め、スキー靴で歩けないので 長靴をザックの底に積め、両サイドにスノーシューくくり、さー出発です。 いつもよりザックが重いナー。山頂までのリフト券購入。(一人250円X2枚) ペアリフトでも登山者は必ず一人づつ乗車させます。事故防止らしい。 ザックが背もたれに当たるのでやや横向きに座りました。何とも座りにくい事。 シングルリフト乗り継いで中間から先は登山者のみ通過です。割とシングルリフトは楽でした。 最上部下車したら6人の登山者が準備中。スノーシュー履いて、 皆スキーやスノボーをザックにくくっています。 私達はここでスキーと靴を袋に入れ、脱いでこの場所に置こうとすると 「少し頑張って登ったら、広大なゲレンデ有るよ!持って行かないの?楽しいよ!」 と皆に言われた。え〜そうですかー!ど〜しょう〜!。二人少し考えて、 ザックにスキー板と靴くくってみたらなんとかなった。挑戦してみようかー!初めての冒険。 9時50分スノーシュー履いて出発。



ザックを背負ってみると、これがとても重い!ズシッと肩にきます。 「これ、何キロ有るの〜?」とmiyoの悲鳴。見上げると尾根の急登り。うゎ〜大変ゃ〜! こうなったら根性です。必死に登っているとスノボー背負って先に出発した2人と出会う。 「あれ〜!やはりスキー持って来たんやなー」と嬉しそうに言う。 「そうですけど、すごく重いので力尽きてその辺にほっているかも?」と答えた。 スノボーも重いみたいで急登りで女性は苦戦の様子。 急尾根の林の中、スノボーはとても大変では?と聞くと帰りは別ルートらしい。 氷ノ山を良く知っているみたいです。体力は私達が有り先に進みました。 尾根林抜けたら、すごい痩せ尾根に着いた。



足滑らしたら滑落です。慎重の場所通過。 段々肩がこって来た。荷物を降ろし休憩しながら考えた。 ザックにぶら下がったスキー靴が結構重いので、 腰にぶら下げてみたら肩が楽になり歩きやすくなりました。



けったいな姿ですがこれで進もう! 緩やかに尾根を登りブナ林抜けたら、飛び出してきた広大な自然のゲレンデ。



これは素晴らしい!きっと背丈以上の熊笹が広がっている場所が、 一面大規模なゲレンデに変身してます。少し風がきつくなってきた。 先に登った足跡が風で見る見る消えていく。でもどこ歩いてもOK。 目の前の岡に山小屋の屋根が見えている。11時三の丸。360度白銀のパノラマ。



天気快晴。雲1つ無い。 何所見ても見通し良く、正面に山頂が見える。この先緩やかにアップダウン繰り返すので、 ついにザックの重さに耐え、展望ヤグラにスキーを降ろし山頂目指しました。 なんとザックが空っぽの様に軽い。 楽々最後を登り返し、11時50分氷ノ山山頂到着。



初めて見る雪の美しい氷ノ山の姿。 日本100名山に劣らない素晴らしい山なのに100名山でないのはなぜ?と個人的に思いました。非難小屋で昼食。 風当たりきついので有難い。山頂は20人位の登山者。私達が若い位で、 本当に楽しむ元気な親の世代の中高年者。それもスキーで。恐れ入りました!12時30分下山開始。 カントリースキーやスノボーの人たちが楽しそうに滑って降りたが、すぐ登り返しなので大変。 割と下りでも何所でも歩けてスノーシューは楽しい。三の丸でやっとスキーに履き替える。 沢山居た人達は皆それぞれのコースで滑って降たのか誰もい居ない。 「楽珍、楽珍!」と言いながら、元来たコースの広いゲレンデを気持ちよく滑るのもつかの間。 所々に雪庇発見。自然の造形です。



ここを踏むと危険な場所。注意です。ブナ林に入り、 あの恐怖の痩せ尾根突入。細いルートを外れない様、ゆっくりゆっくり進みました。 一番の緊張です。この先も雑木林急尾根下り。何度も木に抱きつき挨拶したことか・・・



(止まりにくい程急斜面ですが、緩やかに見えますね) 思った以上に大変です。スキー持っていかなくても良かったかも・・・と弱音。 苦戦しながら無事リフト上部到着。リフトの係員が出迎えてくれた。 ここからは正規ゲレンデなので楽しもう・・・と思っていたが、40度位の急コブ斜面。



疲れもあってスムーズに滑れない。こけたら止まらないのでゆっくり滑って降りました。 2時30分駐車場到着。疲れたが楽しかったなー!何所の温泉入ろうかな。 全身マッサージ浴しなくては明日が心配です。 帰り道も放水の道で車の底ピカピカになって帰路へ。

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