毛無山〜白馬山



<岡山の山、毛無山1218.4m〜白馬山1060m周遊>
2010・5・8

岡山の実家の近く新庄村で、
カタクリで有名な山「毛無山」があるのは知っていました。

真庭市在住のいとこが言うには、
新庄村の友人達がカタクリ保護活動して、増えて行ってるらしいです。
実家帰ったら行こう!と、ず〜と思いながら行けなかった。
いとこに「毛無山に一度行かにゃ〜おえんでぇ〜!」(これ岡山弁のつもり!)
と言われ、今回訪れて見よう!と思ったが、
カタクリ開花はGWの時期と重なり、開花時期は大変な混雑で、
連日登山観光バスの団体さんがゾロゾロらしい。
それを聞いて引いてしまって、GWが終わってからアタックに出掛けた。

経費節約バモスで中国道宝塚IC〜米子道蒜山ICまで1250円なり〜!これは嬉しいね!
蒜山R482〜県113を南に新庄村へ走り、田浪地区の「山の家」目指し、
向かいのトイレがある駐車場に駐車。
すでに駐車場30台位とバスで満車。軽自動車なので警備のおじさんが隅っこに駐車させて頂いた。
GWは200台の車とバス数台あったとか。
その辺の道路と空き地は車だらけだったとか。
静かな村に、この時期はお祭り騒ぎだったのでしょうね!
カタクリの魅力ってすごいな〜! 1週間ずらして良かったが、花の命は短い。
果たしてカタクリに会えるのだろうか?心配です。
11時15分遅めの出発。



山の家の横進み杉林に入ると二又の周遊道があり、左毛無山に進む。
白馬山から降りてきた70代のおじさんと会う。「カタクリはもうおしまいやな〜! 29日は寒くて雪が降ったのに、5月入って一気に咲いたのや!」と言う。
そーですか!と別れ、 登る前に聞くんじゃなかった〜!
とテンション下がった。そうなると新緑を楽しむ事に切り替えた。
登ることに杉の大木が増え、毛無大岩を過ぎるとブナが増え、
急登りで息が上がり、今日は気温が高めで一気に汗だく!



大きな大木にもたれて休憩しているこうちゃんの横を50代の男性降りてきた。
「こんにちは!大きなブナですね?」と言うと、
男性が「これはケヤキですかね!」と笑顔で優しく言った。
「あぁ〜コケ生えているから良く似てて間違えた〜!」
と爆笑するしかない・・・(冷汗に変わった)
登るに連れて、ブナやケヤキや杉の大木が増えて来た。
「これは間違いなしのブナや! 岡山にもこんなにすばらしい山あったんやな〜」と、
改めて感激する岡山県人のこうちゃん。



「カタクリが無くてもこの自然林で満足やね!」と自然に浸る。途中水場があった。
山が明るくなって笹が増えてきた。笹の間にカタクリが、
ポツリポツリ咲いているのを見つけてけて喜ぶmiyo。
人の話し声が近づき、12時30分毛無山1218m到着。



山頂はそれほど広くないが、360度パノラマ! やはり山頂は大勢の人達、満員御礼!
写真撮るタイミングが難しい。
大山までの山々が見渡せるが、ガスで見通し悪い。
1団体グループが降りて行き、やっと静かになり、お昼の場所確保出来たが、日陰が無い。

1時10分白馬山向って再出発。緩やかな尾根歩き。
大きな木にアジサイ調の白い花が沢山咲いている。 大きなカメラ持った男性が居たので、花の名前を聞くと
「わしは写真撮るだけで、なぁ〜んにも分からんわ〜!ワッハッハッ!」 と愉快なおじさん!



後で調べたら「オオカメノキ」だった。この付近過ぎると足元にカタクリが増えてきた。
多くは花びらが落ちているが、影に後咲きのカタクリが結構残っていた。もう無いと思っていたので感激!



シーズン中は見事なカタクリだったであろう、両サイドの道に葉っぱが群生していたが、
多分、余りの大勢の人達の行き来で、カタクリが結構踏まれていたのが悔しく、とても残念に思う!
鳥取からの登山ルート合流地点が花が一番多い場所。
ここだけロープで立入禁止に保護されているが、シーズンは一方通行など何か対策取らないと、
カタクリが減って行くような気がします!
この先ブナ林を少し下り緩やか尾根歩き。2時、白馬山1060m到着。



山頂は見晴らしないが、立派な石のベンチがある。緩やかな尾根の途中の一部。
朝鍋鷲ヶ山縦走ルートが続くが、白馬山を南ルートで下山。
白馬山から先はカタクリは無くなった。一気にどんどん激下る。
沢の近くのブナ混じりの雑木林と植林の中歩き、
周遊コース分岐合流して、山の家が見えてくる。
2時45分駐車場到着。遅めの登山でしたが、十分ゆっくり周遊出来ます。きれいな山で満足でした。
この後湯原温泉の入浴施設「ひまわり館」で入浴。夕食買い物して久し振りに実家に帰った。

<今回出合った花>
カタクリ、オオカメノキ、ユキザサ、コブシ、スミレ色々、
ミヤマカタバミ、エンレイソウ、イカリソウ、ネコノメソウ、
ミヤマキケマン、ショウジョウバカマ、ハシリドコロ、他

今回初めて知ったのが、「ハシリドコロ」は、
根茎には猛毒で間違えて食べると狂乱して走り回る所から名が付いたらしい!




赤黒い釣鐘状の小さい花がある。山菜時期なので間違えて採らないで下さい!
エンレイソウと近くに咲いていること多い。

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