毛無山〜白馬山〜金ヶ谷山



<山の家〜毛無山〜白馬山〜金谷ヶ山縦走、カタクリを求めて>
2011年5月7日

昨年もこの時期毛無山来たのですが、カタクリの時期が終っていて、
少ししか見れなかった。
今年は冬が長くて、何処も花の開花が遅れている。
きっと今がいい時期だと思い来て見た。
昨年は駐車場満車だったので、今回は夜の内に移動して駐車場で車泊。



朝起きたら、広島ナンバーの車1台のみ。あれ?少ないなー?
気持ちいい朝日の中、お互いに車の外で朝食。
支度して6時50分出発。
少し進むと周遊分岐あり左ルート進む。
新庄川の源流に沿って歩く。




ハシリドコロやエンレイソウが沢山咲いている。



渓流から離れブナやケヤキの原生林をジグザグ登る。



空気は凄く気持ちいいが、少し蒸し暑く汗が出てきた。
登るに連れブナ林と変わり、ブナの根っこが道に浮き出ている。



なるべく踏まないようにと思ったが、余りにも多くて根を交わすの難しい。
非難小屋に着く。




ブナ林をから自然林が雑じり山開け、笹原の視界が広がる。
8時20分、毛無山山頂到着、1218m。



誰も居なくて、今日は1番乗りです。
周りは霧が濃くて雲の上状態。景色が見えない。
今の所カタクリに出会わないので、心配しながら先に進む。



少し進むとカタクリが沢山ですがツボミで開花してない。
あっ!そ〜だったのか!朝、妙に車が少なかったのは、
カタクリは太陽浴びないと開花しないので、
みんな出だしが遅いんだね〜!



まだ気温が上がって無くて、太陽が雲に見え隠れ状態だし、
カタクリは開花出来ずの様子です。おまけに昨日の雨で雫が重そう!
と、カタクリ見ながら歩いていると、

木の根っこの輪ッカが道の真ん中に出てて、
足先引っかかりズッコケ、そこにたまたま有ったコンクリートの杭で、
小指スリむき、顔面衝突をギリギリ交わしたこうちゃんです。
危うく大けがする所でした。
寄りによってこの場に大きなコンクリートの境界杭が・・・・
しかも根輪ッカのワナが・・・大当りや・・・(涙)
ボーとしてると危険が一杯ですね!
だんだんカタクリの花のツボミが増えてきた。



全開してるの見たかったな〜!沢山のツボミを見ながら歩いた。
9時30分、白馬山山頂到着。



向かいに残雪の大山が霞んで見える。
休憩していたら、Wストックのノルディック早歩き登山して居る、
父と娘さんが来て挨拶。早足で下山して行った。
時々太陽が出て、一輪のカタクリが開いて見せてくれた。
「あなたは偉い!!」と、カタクリと話しているmiyo。



去年はここで下山したが、まだ時間も体力も余裕有るので、
次の山「金ヶ谷山」に進みたいが、距離が分からない。
とりあえず向かってみる。アップダウンが激しい。




このルートはカタクリは無いが、イワカガミのツボミが沢山。
一気に急下りして、南にダムが近くに見える。再び急の登り。
結構ハードです。
途中、挨拶しても無言の30代後半の女性とすれ違う。
10時50分、尾根に着く。「あじわいの宿山の駅」の分岐がある。

再び登りが続き、丸太階段に差し掛かった時、

左の笹原と雑じりの雑木林から、大きくガサガサと音がして、
東に逃げて行く動物が居る。
小枝をハードルの様に4ツ足で越えてる黒い物体「熊」です!
物凄く早く飛ぶように、背中丸めて斜面を横に去っていった。
瞬間の出来事で、写真撮る間が無かった。
miyoが鈴を2つ付けてて、熊の方が先に逃げてくれたので良かったが、
結構、木道の近くに居たような気がする。あぁ〜〜こわ〜〜!!

そこに山頂から降りてきた男性と挨拶。
「今ここに熊居て・・・」と話すと、
「鈴も何も付けて無かったので、俺襲われたかな〜〜!お〜こわ〜!」
男性は、毛無山に連れが居るので向かうらしい。気を付けて!と別れた。

その木道を登りきり、11時5分金ヶ谷山到着、1164m。



山頂と言うより、ルート途中。南に少し視界がある。
少し広まった場所で昼食。ここもコバエが多い。
熊が来ないように、大きな声で話しながら休憩。
やっと太陽が出てきた。

1人の40代女性が到着。岡山市内に住む、気さくで明るい女性。
「コバエが多いから!」と、立ってサンドイッチ食べている。
立っても座ってもコバエは多いけどね・・・
白馬から先にここ来て・・熊の話・・などなど色々会話し、
コバエうっとうしいから下山しよう!と、11時45分、皆で下山する。
彼女は毛無山目指し、見る見る元気に消えた。
私達はゆっくりペースで下山。激しいアップダウンにヘロヘロ。

無言の女性と再会。再び挨拶すると、今度は小声で「さようなら」と言った。
1時25分、白馬山再到着。
やった〜!カタクリが開いている!



これで今日の登山、思い残し無しですね!
広島から来た男女5人60代グループと会話。
先に下山して行った。その後私達も下山。
タムシバの花が白く目立つ。



踏み固められた湿った急下りで、こうちゃん何度もズッコケ。尻ドロドロ。
2時20分、駐車場到着。沢山の車が駐車。
ドロンコお尻見られない様に、早足で車まで行く。(笑)
この後、野土路の水汲んだ。 野土路の水
関金温泉入浴し、R9利用して帰路。


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