暑さとの戦い、冷水山、法師山、大塔山



2005.7・15・近畿100名山、冷水山、1262m(60座目)
近畿100名山目指しているこの頃ですが、尼崎から段々遠い場所が残ってきました。 熊野本宮付近に3座あるのが、気になっていたので、今回、思い切って出かけました。 梅雨もそろそろ明ける気配。湾岸線〜R310〜高野山〜龍神。



龍神スカイラインの「花園公園」は紫陽花が満開でしたが、写真だけ撮って通過。 龍神村まではよく来るコース。 龍神役場横の赤い橋渡り、県道735を十津川方面へ進み、丹生ノ川から本宮に抜ける 坂泰隊道のトンネル越えた峠から左に果無山脈道が始まる。 田辺〜龍神〜十津川と1000m以上級の山がはてしなく続く山脈、道路約50km位。 ネット情報では「はてなしスカイライン」と呼ばれている。山脈に沿って舗装されたきれいな道。 なぜこんな山並みに、こんな道?驚きです。(税金?)(はてな)?スカイラインですね。 冷水山登山口探しながらどんどん進むも、標識が無い。道路は、昨年の台風の影響で土手が崩れて、 土砂が道路半分まで流れ込んだ場所が多い。登山口探しながら本宮の国道に出てしまった。 道の駅で聞き、もう一度果無山脈へ戻る。乏しい情報しか無い。県境近くに登山口あると思うので、 ゆっくりと進みながらやっとそれらしき場所にたどり着く。草むらの中に手すりがある。 案内板は文字が消えて分からない。ここからだと50分。ネット情報では、少し下ると近道がある。 もう1度探し、果無橋の横に赤いテープ見つける。



きっとここが近道だ!登ってみよう! 時計は18時30分。とにかく行こう。草むらの土手のわずかな踏み後を少し進むと、 山道はしっかりと道が有りました。ほっとしながら急登り。途中、山仕事のおじさんと出会う。 少し話をして、時間無いので先急ぐ。「真直登ると山頂だ!」と聞き急ぎ足。「あれ?何の音?」 立ち止まると足元にヘビ!飛んで逃げるmiyo!ガラガラ音を出していかくしてます。 (詳しくは「miyo記」見てくださいmiyo記ガラガラツチノ) 枯れ木や石で追い払い急いで山頂。



ヘビで時間とったが30分で到着しました。 写真とってすぐ下山。しかし、冷水山はあまり人気無いのか、登山口は薮っぽい。 登山口探しに日が暮れました。目印も分かりにくいので注意です。龍神温泉入浴し、明日の為移動。

2005・7・16・近畿100名山、法師山、1120m(61座目)
龍神から移動しR311「道の駅熊野古道中辺路」で車中泊。朝起きると、目の前に「熊野古道」 の大きな看板。この周辺が一番、沢山のルートがあるみたいです。 熊野古道はいつか合いに行くことにして、法師山に向って、県217〜R317〜県219、 宮平の橋を渡り、安川渓谷林道に入る。またまた登山口が分からない。結局、 ガタガタ道を行き止まりまで車を走らせる。林道の所々、土手の高い位置に設置してある不思議な 物。お守りだろうか?



道があればどこでも行くランクル。再び引き返し、 よくよく探しながら、目立たない小さな標識をやっと見つけた。結局、 舗装道路から地道になってすぐでした。(注意)2台ほどのスペースあり駐車。 林道を走り回っていたのでロスタイム。8時35分、出発。



カーブミラーの横の大きな岩を巻くと、なんと、つり橋!



少し歩くと、左右に大きく揺れる!揺れる! 手すりの針金は錆びていて、道板は古く、こうちゃんの体重で落ちないか心配です! へっぴり腰で渡りきる2人。整備されている植林道。すでに気温と湿度が高く、汗が噴き出します。 視界なく山の中すたすら直登り。段々、ハエやブトやアブが増え暑さと虫の闘いが始まりました。 ほとんど急登りばかり。何度も休憩取るが、虫がうるさい!休んで居られない! 「こんな暑い日に、こんな山登るのも、物好きもいいとこだなー」と2人で苦笑い。水分補給し、 気を取り直して頑張ることに。これと言って見所無いが、踏み後はしっかり有り迷わない。 10時45分、「法師山」山頂到着。



1120m。大きな反射板があり、 山頂は少し狭いが、開けていて展望が良いが、日陰が無いので辛い。写真撮って、 東方向に大塔山縦走路あるので、進んでみることに。15分程もと来た道戻り、 東の尾根道を、アップダウンしながら進んでいるうちに最初のピーク。段々辛くなる。 先を見渡すとかなり下って再び急登り。縦走リスト見てみると山頂まで3時間! 「ゲェ〜死ぬ〜もう限界だ〜」すでに絞るほどの汗!バテ気味!丁度、昼の時報。 昼食タイムにするが食事が喉を通らない。無理やりおにぎり食べる。疲れているのかな? 栗ようかん食べて「縦走無理だね」と決定。素直に下山することに。もと来た道をひき返す。 直登りが多かったせいで、直下りも気が抜けない。「もう歩きたくないよ〜」とmiyo。 全身汗だくツユだくです。1時50分、無事下山。結局、誰とも会わない寂しい山。 つり橋から川へ飛び込みたい気分。 でも、川まで高すぎます。あきらめて近くに「乙女の湯」の温泉あるので直行。



大塔山残して来たので、明日、再びアタックすることに。 温泉の駐車場はきれいなトイレあり、ここを寝床にしょうと決め、今晩の食料買出しに。 大塔村役場近くの、Aコープにご馳走いろいろ!今晩の野宿はちょっと贅沢メニュー。 温泉のおばちゃんが教えてくれた、安川渓谷の湧き水「乙女のしずく」汲みに行く。



14度の冷水。登山で水飲んで無くなっていたので助かった。 温泉駐車場は、大阪方面の車4台、渓流釣りの中年グループが堂々と駐車場でパーティー。 私達も負けずに、控えめに2人でビールで宴会。少し暑いが、明日の為、早くに就寝。 山でブト(ブヨ)に何ヶ所も刺され、痛かゆい!

2005・7・17・近畿100名山、大塔山、1121m(62座目)
朝5時半起床。周りはまだ静か。早めに朝食済ませ、大塔山登山口に向う。 温泉で登山ガイド頂き、再び、安川渓谷林道を奥へ進む。これもまた分りにくいが、 昨日見つけておいたので、直行出来た。林道終点近くの2又を下に取り、 鉄板の橋渡ったすぐ左が登山口標識。



山が崩れて登山道がふさがれた様です。 駐車スペースは、橋はさんで十分あります。仕度済ませ、7時30分、出発。 今日は虫除けに、蚊取り線香、腰にぶら下げました。 崩れた道を入り、川の横に下りて砂防ダム右を、ジグザグに林道歩く。 所々視界が開け、わずかなそよ風がきもちいい。昨日は、歩くの嫌になっていたのに、 今日も歩いている2人です!おバカだなー!でも、昨日と違って、 ブナやナラの大木が多く、とても自然で山がきれいです。昨日の苦労は飛んでいきました。



シャクナゲが多くて、この山は春いいと思う。この3座で、やっと見つけた花のギンリョウソウ。 8時50分、昨日の法師山縦走分岐。 昨日はここまで来る間、きっと、熱中症でダウンして動けなくなっていたでしょう。 この先から笹薮書き分け、 9時20分、1ノ森。一人の男性が後から登ってきました。この3座目で、 やっと会った登山者です。少し話して先に行きました。大阪から来た登山暦ベテランさん。 足が速い。もう姿が見えない。私達はゆっくり進む。1度下ると広い谷。 コースが分かりにくくなって、少し迷うが目印見つけ進むこと出来た。再び急登りがきつい! 10時15分、「大塔山」山頂到着。



1121m、プラス、ケルン約1m。 切り開いた見晴らしいい山頂。ガスも消えて視界がいい。縦走路の山、法師山が正面に見えます。 先着いた男性、私達待っていた様で、入れ替わりに下山していきました。 昨日は疲れすぎで食欲が無かったので、今日は、少し早いが昼食にしようよ!丸太のベンチに座り、 暑いときはこれが1番!冷えたとろろそばが美味しい。ゆっくり休んで、11時10分下山開始。 元の道で下山。1時45分、駐車場到着。「あれ〜!蚊取り線香落してきた!」 急下りでズッコケたこうちゃん。そのとき落したみたいです。火は消えていたので大丈夫だが・・ この後の楽しみをささえに、降りて来たこうちゃんです。 すぐ横の川、小さな砂防ダムになっていて自然プールが出来上がっています。 登山靴からサンダルに履き変え、汗をかいた服のまま2人ドボーン!



少し冷たいがサウナの水風呂風。とても気持がいい。あの暑さが一瞬で消えました。 なんと贅沢なプライベートプール!30分位イモリと一緒に泳いで遊びました。 汗を流した所で、今日は本当に帰りましょう。川に入ったので近くの温泉やめて、 龍神スカイラインから高野山コースで帰るが、これがコース失敗!3連休の真ん中、 高野山は観光客の車とバスで渋滞!川で遊んだせいか気分すっきり。 渋滞もイライラなしで、この機会、周りを見物しながらのんびりドライブ通過しました。 せっかくだから河内長野の「風の湯」入浴し、洗濯物一杯のお土産で帰宅。

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