恐るべし〜皆子山



近畿100名山、皆子山971.5m(77座目)
2005・10・16
京都府の最高峰です。先週から、皆子山目指して二の谷の方向から冒険してましたが、 なかなか会えず、すごく気になっていました。 この時期はもうヒルも居ないだろう?と、思いきって、安曇川源流の足尾谷コースを挑戦することに。 情報によると、このコース半分は沢でヒルが多く、迷いやすく、手怖いコースみたいですが、 滝が多くて見所バツグンとか。昨日雨だったので水量が多いかも! 不安と期待で向います。 鯖街道の行者トンネルと、坂下トンネルの間の旧道を入ると、すぐに足尾谷登山口有ります。 今日はバモスで来たので、林道を足尾谷渓谷に沿って中村発電所手前まで走らせる。



軽ではのスペース。仕度し、9時15分、ここからスタート。 中村発電所の横を通過、渓谷に沿ってしばらく歩くと林道終点。 ここから、自然道。今にも落ちそうな古い木橋や丸太橋を渡り、



ロープ張った川の岩の上を渡り、足尾谷上流を目指す。 少し進むと二の谷コースの道標。先日ここに来るはずだったのにね。 沢は昨日の雨で水量多く、川を渡るのに緊張する。 マイナスイオンたっぷりの渓流はとても癒されます。しかし道標が無く、 わずかなテープを探しながらのコース。気を抜くと迷ってしまいそう。 他の谷に行かないよう、振り返り地図で方向確認する。 滝が多くなり、水量もあって絶景!カメラ好きな人は堪らないだろうなー。



とても綺麗ね!来てよかったね!ひと時の安らぎ。この先、滑りやすい岩の急登りが増える。 ストックが邪魔になる。 何度も川を右へ左へと石渡り、上流へ進む。植林から自然林に変り、大きなトチの木が現れる。



この巨木何年物かなー?沢もおとなしくなり、自然林を少し進むと、10時45分、 ツボクリ谷合流。ここまで1時間半も沢歩きしていたんだねー! ここで青い矢印のテープに沿って左にツボクリ谷の上流に向う。 急斜面で足が滑る。再びコケが生えた岩の沢登り。コースが分かりにくいので注意。 沢が消えるとこの先、なんと頼りないロープ張った激登りが目の前に!土はゆるくズルズル状態! 他に巻き道ないのかなー?見渡しても登れるまともな道が無い。 あきらめて、気合入れてロープ握り登る。登りきって予想通りに泥んこ!2人見合わせて、 「肘も膝も泥んこだ〜!」と笑う。 やがて登りも緩やかになり、背丈位の笹を書き分け、山が開け、11時15分、皆子山到着。



山頂は少しの広場があり、見晴らし悪いが、天気良く気持良い。期待の紅葉はまだ早い。 山頂に6人の人達が早めの昼食中。挨拶すると「おつかれさま〜」と返事。 私達も少し早めの昼食タイム。少し遅れて15人位の男女グループ到着。 狭い山頂は満員御礼。一揆に賑やか。 その中の1人の男性が休憩しようと靴を脱いだら、ポロリと落ちてきた物を 手でつまんで「うぁ〜!ヒルや〜噛まれている〜!」と大きな声。 なんとパンパンになって膨らんだヒルが2匹も! 靴下が血で染まっている。かわいそ〜!山頂20人以上の人達は食事やめて、 一斉に身の回りを見回しザワついた。やっぱりヒル居たんだね。 「だからいやなんだ〜!ヒルが居る山には行かないぞ〜」となげく男性。 私もそう思います!! 12時下山開始。周遊で寺谷に下山しようと思ったが、道路歩きが長いので元の道で下山。 再び泥んこなりながら激下り。ヒルに注意しながら足尾谷を渡っていると、 向かいから大きなカメラを肩にかついで、川を渡る 私達を写しています。近ずくと「KBS京都です。取材中です」と言った。 「え?私達テレビに映るの?」足尾谷や皆子山の事聞かれ、今日の出来事を話すと 「さっき、僕も胸に大きなヒルが止まっていましたよ」と、カメラマンさん。 ヒルは木の上からも落ちてきます。怖い〜! この先、行ける所までいくとか。運が悪かったら、マヒルの決闘あるかもよ! 足元もヒルも、気をつけてね! と、会話して分かれた。途中、頭上に見つけたアケビ。良く熟してました。



1時55分、駐車場所到着。これから何処の温泉行こうかなー。 車を走らせしばらくするとこうちゃんが、「足首がかゆいなー」と、ズボンめくり、 良く見ると靴下が赤い! 「ひょっとしてヒル!?」車移動しながら2人大騒ぎ。車止めて、靴下脱ぐと、 2箇所、こうちゃんも犠牲になっていました。大きな丸い傷跡。血が止まりにくい。 人の心配所ではありません!「僕は大丈夫だー」と言っていたのが、あーショック! いつも早く犠牲になるmiyoは助かりました。やっぱりヒルが居る山は嫌だぁ〜! 今年は猛暑が長かったので、ヒルがまだ冬眠しません。いつ頃居なくなるのかな?
あぁぁぁ〜恐るべし〜!恐るべし〜!

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