沖の山と若杉原生林



2006・4・3・in西粟倉村大芽から沖の山1318m
日曜日が1日中雨だったので、もう雪が融けて行くだろうなー!と気になりながら、 家で趣味の手打ちうどん打っていた。天気予報見ると月曜はは晴天。もう最後のチャンスかも。 どうしても雪があるうち沖の山アタックしたかった。仕事を調整しOFFにする。自営業の特権です。 用事済ませ中国道〜作用インター下車、R372西粟倉村大芽スキー場通過したら雪が増え、 スタットレスタイヤから交換した後で少し心配と思ったが四駆なので問題なく進めた。 若杉原生林駐車場に駐車。先に1台の車が止めてあった。



立派な公園になっている。 仕度し11時15分出発。森に入るとすぐ若杉休憩舎があり周遊コースになっている。 今回は沖の山目的なので休憩舎の裏の斜面を真直ぐ登る。先にスキーの後がある。 持参の地図が頼りないのでスキーの後を辿った。 谷から西の尾根に向って標高を上げていく。真直ぐはきつい斜面でジグザグコースを取る。 スキーは山を巻いて西の植林に入っていったので、私達は真直ぐブナ林の急尾根のピークに向った。 大きなブナの木が増えてきた。1140ピークから正面にさらに高いピークの山が見える。 方向確認しながら1度激下り。スキーの後発見。再び登り返す。 バンクになった斜面が横滑りして登りにくい。1195ピークで休憩中のスキーの男性と出合った。 間違えて植林巻いたらしい。そこで大きな熊の足跡発見したとか。熊と合わなくて良かったなー! そろそろ冬眠から目覚めの頃。気を付けなくては・・・ お互いの地図で沖の山の確認をし、地図とコンパスの正しい使い方を教えて頂き感謝。 私のコンパス壊れていたのに気づく。壊れたコンパスに頼ってたなんて、なんと危ない! 男性と出会えて心強くなり、お互いに沖の山目指しました。 壮大なブナ林抜けると正面奥に沖の山が姿を現しました。



なんと素晴らしい風景だろう! スキーの男性は気持ちよく下って行った。「いいなー!滑りたいなー!」 私達も負けずにスキップ滑り?時々雪がずれてブレーキかかり、 イナバウワー状態にこけそうになる。いや!こうちゃんはこけていた! こんなに美しく素晴らしいブナ原生林が近畿地方に有るなんて知らなかった!



雪景色だから感激倍増かも知れません。写真では感動が伝えにくいですね。 皆に是非教えたいけど・・う〜ん・・教えたら穴場が無くなる〜・・・あぁ〜矛盾! ブナ林の世界に浸って広い尾根に着き、真ん中に立派なまだ新しいブロンズ像が設立してあった。



この山の持ち主さんらしい。しかしこんな所に立派すぎです。挨拶して進む。 再び激登りが続く。ここからはスキーの男性よりも私達スノーシューが早い。 きついけど真直ぐ登れる。一気に標高稼ぐ。心臓破りの斜面です。 昼過ぎているのでエネルギー不足。1時45分沖の山山頂到着。1318m。



ブナの木に囲まれた山頂。冬は枝だけなので氷ノ山や、すぐ近くに三室山、東山が見える。 新緑になると見通し悪いかも。少し遅れてスキーの男性も到着。お互いに昼食。 男性は若桜町に住む氷ノ山を写真撮っている写真家さんでした。わかさ氷ノ山スキー場の「響きの館」に 四季折々の氷ノ山の写真展示して有るそうです。今日も沖ノ山から見た氷ノ山を撮りに来たらしい。 氷ノ山の美しさを一番知っている方なんだろうなー! 私達も年に何度も訪れる若桜町や氷ノ山です。「又どこかでお会いしましょう」と山頂で別れた。 2時15分下山開始。帰りは恒例の尻シェード。今回は服濡れないようにシート敷いて滑った。 あの心臓破りの斜面も一気に尻シェード。途中ラッセル車のごとく雪を押して、 大きな雪の固まりで止まってしまう。



(右、振り返ると尻シェードした跡の急斜面が良く見えます)
登山時の踏み後から雪融けが早く笹が見えている。雪の下の笹も立ち上がるの時間の問題です。



きっと雪融けたら背丈以上の笹が密集しているのだろうなー。 1140ピークの激下りはブナの木が密集していてアイスバーンになっているので尻シェードは無理。 1度ころんだら止まらない。1歩1歩横滑りしながら慎重に下りる。 何度も尻シェードしたのでシート敷いてもズボンビショビショになりました。 3時55分駐車場到着。朝来た雪道のタイヤの後がすっかり雪が解けていた。 やはり雪解けは早いなー。今日来て心残りなく良かったなー。 若杉原生林に又いつか再会出きる日を楽しみにして帰路へ。

ホームへ戻る 登山記用へ戻る