大冒険と白髭岳



近畿100名山、白髭岳1378m(83座目)中奥コース
2005・11・17
今回は白髭岳を目指して、16日午後から尼崎を出る。 R169吉野町〜川上村へ。大滝ダムと大迫ダムの間の白川渡橋を渡り中奥まで進み、 二俣を右に取り、貯水場の広いスペースで登山口に進む狭い林道を確認して引き返し、 上北温泉入浴し「道の駅杉の湯川上」まで戻る。道の駅でホテル関係者と話が出来、 白髭岳の情報を聞くと、「登山者が少ない山に良く来たねー。」と喜んでくれた。 金剛寺からのコースが一般的だが、中奥コースが近い。貯水場から林道終点までの道が狭く ランクル一杯だが林道終点まで行けるでしょう!と聞く。安心して車中泊。 17日朝、7時30分道の駅を出て昨日下見した中奥に進み、



貯水場からピンカーブして道は狭いが問題なく行ける!と調子良く進むと、 カーブ超えたらすぐに、道路がえぐれて大きな溝に前タイヤがはまる。



車から降りてビックリ!道路崩壊でタイヤ落ちそう!少しバックして、 大きな石を積み、デフロックして通過する。 「通行止めの標識無かったので、きっとここだけだろうなー?」と思い、さらに進むと、 段々大荒れ状態になってきました。道はあちらこちらで崩壊していて、 道路工事をしないと通過は不可能です。普通ならこの先心配して行くの止めますよねー。 ここまで来たらランクルの大冒険です! 車から降りて、2人で石を拾い、石垣を造る。土が緩くスコップでジャリや土を集めやすい。 車の底つかえそうな、土石流の山越えるとマフラーこするので注意です。



朝から道路復旧工事です!完了したらmiyoが石垣をゆっくりランクル進ませ、 危ない箇所にこうちゃんが再び石を転がして来て補強し通過。ヒヤヒヤものです。 「もしランクル転がったらウインチ有るさ!」とこうちゃんが言う。 でも、転がったら車もmiyoもボコボコなるのは悲しいよね!結局道路工事は3箇所ありました。 これまでして先進むのは、命知らずの2人しか居ないでしょうねー! 大きな石も道の真ん中に転がり落ちていて、石をどけながらなんとか林道終点登山口に到着。 数台の駐車スペースあるが、四駆しかここまでこれないでしょうね。 普通だと10分位の林道を1時間位の大冒険で来ました。良く頑張った2人とランクルです(拍手)。 仕度して8時55分、白髭岳に向い出発。 道標やテープがポイントに有り迷うことは無い。 植林と自然林境目をジグザグに登る。9時35分高尾1193m。



この先は大きなサルスベリが目に付き気持いい山。標高あげるにつき倒木が多い。 途中綺麗なツララ発見。



足元には霜柱も出てきた。やせ尾根を進み、急坂を登ると、 平地にかかり大きなカエデの落ち葉道。



地図にカエデが綺麗とある。少し遅かったなー! 再び植林の急登りして尾根に辿り着き、山が明るくなって、 10時35分白髭岳山頂1378m到着。



山頂は広く無いが展望良く、正面に少し白くなった大普賢岳や池小屋山の山脈が見える。 山頂別ルートの道は霜で白い。天気良く風も無く暖かい。昼食には早いのできなこ餅食べて、 10時55分元来た道で下山。途中3人組みの男性と出会い話をする。 「林道終点の車あなたのですか?良くあそこまできたねー!」と感心された。 男性達は貯水場に車置き、歩いて来た様です。荒れた林道歩きは1時間位です。それが正解。 12時15分駐車場所到着。ここでゆっくり昼食。さー再び冒険に行きましょう! 朝通過出来ても、ゆるい土なのでランクルの重みで崩れている。再び道路工事。



今度は広範囲に整地。土石流の山を削って溝を埋めて、大きな石は下に転がし大工事。 来た時よりも道が広くなりました。普通ここまでするかなー?冒険心多い物好きな2人。 最後の崩壊場所通過後で軽トラックとすれ違ったが、止まって考えている様子。 軽自動車は段差が大きいので無理だと思いますが・・・。 でも又大雨が降ると再び崩壊しそうです。もし林道走るなら車壊れる覚悟で来てください! 今日は白髭岳よりもランクルの大冒険が主役の様でした。無傷で戻れたのが嬉しい!

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