小野村割岳



芦生原生林、小野村割岳・931.7m
2004・11/28
先日(23日)、芦生原生林来たのですが、短時間だったので巨大杉をあまり見かけなかった。 芦生原生林は、京都大学演習林です。情報によると、とても素晴らしい原生林だそうです。 何とかもう一度、巨大杉に会いたくて、再び挑戦。 朝、少し早起きして、急いで仕度し6時30分尼崎自宅出発。川西市〜 能勢町〜園部町〜日吉町〜美山町のわらぶきの里(県38)〜佐々里峠8時30分到着。 駐車スペース狭いので、車の止め場所を心配していたのに、なんと1台サーフのみ。 (先日は5〜6台で満車)朝早起きは・・の得? 支度していたら、後から1台の車。3人の50代男女グループが降りてきて、 「今、山下りてきたの?」と聞かれ、「いいえ、今から登ります!」と答えると、 「分かっていて、わざと聞いたんだよ!」と冗談。朝から和やか。 グループは私たちと逆側の廃村平の山登山です。お互いに「気をつけて頑張りましょう!」と挨拶交わし、 私達は、9時、小野村割岳に向かいスタート。



9時15分、小野村割岳分岐。葉の落ちたブナ林を登る。最初のピーク。 ここからとても気持ちのいい山。鼻歌を歌いながら歩いていると、 今まで見たことのない巨大杉が目の前に現れる。




(大蛇のような巨木の根)




この周辺から芦生原生林始まり。 うわ〜すごい!すごい!を連発しながら写真を撮りまくりの美代ちゃん。 ここにも、あそこにもと、よそ見しながら下ってしまい、気がつくと、コース脱線です。 「あれ?どんどん下っているなー?小野村割岳はどっち?!」 地図と方向を良く見ると、北の尾根を下っているのに気がつく!やばい! 最初のピークまで登って後戻り。標識やテープなどの目印が少なくて、 おまけに、枝分かれ尾根道が多い。とても迷いやすい。再び地図で方向を確認して、 東に進むと、またしても巨大杉が!噂通りすごい!台風災害で倒木も多い。 途中「熊の皮むき」発見!



まだ傷が新しい!この山にも熊が多い情報あり、 ラジオの音を少し高くして歩きました。 小さなアップダウンを4〜5回繰り返し、いくつかの尾根合流で迷い、 地図とコンパスで、方向確認繰り返しながら、 やっと13時15分、小野村割岳山頂到着です。




山頂には、大学生らしい男女6人が休憩中。 挨拶を済せ、すぐに学生グループは下山して行きました。静かになったところで昼食タイム。 時々晴れ間がありますが、雲の流れが早く、少し寒い。 おにぎりと鍋焼きうどん。最後に暖かいコーヒーを飲んで体があったまったところで、 13時55分、もと来た道で下山開始。 30分位歩くと、休憩中の学生グループに追いつき、「また会いましたね」と声をかけて追い抜き、 10分ほど歩いたところで、踏み後が分かりにくい「方向変やなー!また間違えた!」 地図とコンパスで確認。どうやら、学生グループが居た場所で北西の尾根に間違えている! 再び引き返しす。ここから西尾根にコース変更。 このあたりではまだ余裕がありました。




(雷に撃たれて、中は焦げて空洞だが、でも生きている。すごい生命力!)
大きな木を見ると写真撮影に夢中。原生林から命のエネルギーを頂ました。 時計を見るともう16時過ぎ!少し焦りが出て急ぎ足になりました。 学生達がどこにも見当たらない!私達と逆コースで下山した様だ。 だんだん不安になって来ました。 朝来た道でも、帰りは違って見える。 「こんな道通ったかな?」と、こうちゃん。 同じ所を行ったり来たり。登りの時の、間違えたコースとで、記憶が混乱! これ以上間違えたら、時間的に帰れない!だんだん焦りが出る。動くのやめて、 朝の記憶を冷静に思い返し「この倒木覚えているよ!」832ピーク、朝メモしていた美代ちゃん。 「この道で合っているよ!この西尾根だ!」夕陽の方向に進むと、 見覚えある分岐にたどり着いた。あー!よかった〜!一安心!ここからあと少し。




私達が、下山するまで沈むの待っていてくれた夕陽! 急ぎ足で下山。16時25分、駐車場無事到着。ぎりぎりセーフ!夕陽が沈みました。 「まじ、やばかったなー!」と2人で苦笑い。 尾根が多い山は、合流で必ず方向確認が必要!暗くなったら動けない! 未熟知識での登山はとても危険だと、すごく実感しました。(反省) 実言うと、今日に限って携帯電話忘れて行きました。(冷汗) 何があっても対応出来る装備と、時間と心の余裕が必要です。特に初めての山は要注意です。 とても勉強になった登山でした。特にハードな山ではないが、とても疲れました。

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