雲海の仙千代ヶ峰



近畿100名山、仙千代ヶ峰1100m(81座目)
2005・10・29
三重県の飯高方面に近100、2つ残してあります。28日夕方自宅出て、 名阪国道針〜R369〜R166東吉野〜飯高町〜 R422宮川村目指す。昨年の台風で大変な被害を受けているので、 道路復旧進んでいるのか心配。暗いので状況が見えないが、工事中で迂回路があり通れる。 宮川渓谷、大杉谷の、古ヶ丸山登山口にきれいなトイレがあるのでここで車泊。ここは昨年来ました。 夜中雨の音。「雨いやだなー」と思いつつ眠り、朝起きると、雨は降っていないが深い霧。 起きてビックリ。トイレ横の大きな川の無残な姿!



朝早くから工事車両が活動中。 朝食していると、近所のおばちゃんが犬の散歩に来ました。(犬の名前は、ケン) 災害の話をしてくれました。復旧に後2年かかるそうです。本当に大変な被害。 大きなリュック背負って測量士さんが2人、挨拶して古ヶ丸山方面に登って行きました。 のんびり登山してもいいのかなー?と内心思いながら、登山口に向う。 宮川ダムの自然の家バス停広場から先、大きなトラックやダンプが行く。 通行止看板無いので進むと、沢山の工事車両が停車しているが、 この先の橋までいけると教えてもらい、通してくれた。工事の邪魔してごめんなさい! 新大杉橋から通行止。邪魔にならないように、ダムを渡った林道にランクルを止める。 この先は、長いコースの大台ケ原ルートです。 仙千代ヶ峰登山口まで、どれ位距離あるのか分らないが、ここから歩いてみることに。



仕度して、9時50分スタート。霧雨の中、軽量折りたたみ傘をさして新大杉橋を再び渡り、 通行止めの海山線を歩く。周りの山々は雲海がきれい。道路崩落工事はもう少しで完成の様子。 橋から約2キロ、30分で広い川原の倉元橋渡り、すぐの所に小さな標識とテープ有ります。



車だと、見逃しそうな目立たない目印。 崩壊した谷を登る。ガレ場で注意して登ると自然林に入り、踏み後はっきりしている。 赤いテープに従って進むので迷わない。山の中は雨に濡れずに歩けた。 途中から広く薮払いされてきれい。きつい登りが続き、傘をさし、休みながら標高上げていくと、 山が開け、11時50分、鹿除けネットが続く広く伐採された尾根に着く。視界が一気に広がる。 立ち止まり雲海を見ていると、急に風が吹き、雲が流れ、正面の山々が一瞬に姿を出しました。



「うぁ〜!これすごい!!」感動に浸っている間に、見る見る雲に隠れてしまいました。 雨も上がって、私達を歓迎してくれてます。とても嬉しい気持で先進むと、 シャクナゲが多い、岩混じりの道。正面に形がいい山に向って進むが、山頂はもう少し先です。 大きなブナやモミの木に触れながら、霧に包まれて、12時40分、仙千代ヶ峰山頂到着。 周りもシャクナゲが多い。



少し風が吹き寒い。風あたり無い場所でお湯沸かして、カップラーメンがとても美味しい。 食事している間に、天気が良くなり、周りの山々がはっきり見えている。 誰もいない貸切のパノラマ!またまた感激!雨でも頑張って登ったごほうびですね! じっとしていると寒いので、 1時25分、下山開始。途中ピンクの新しい道を冒険してしまいロスタイム。 3時35分、倉元橋到着。道路を景色見ながらのんびり歩き、4時05分、車到着。19735歩。 明日に向って「道の駅飯高」の温泉に向う。 (池小屋山に続く)「天国と地獄の池小屋山」

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